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6期生イベント「牟岐DAY」開催!

2024年12月14日(土)、京都信用金庫 QUESTIONで、木原ゼミ6期生の活動の集大成として『牟岐DAY』を開催しました。

 

このイベントは2部制に分かれていて、

第1部には実生ゆずを使った商品を販売する「ゆずマルシェ」、

第2部ではゆず以外の牟岐の魅力を伝えるためのワークショップ「つなぐ~木原ゼミから広がる輪~」

を開催しました。


🟠第1部「ゆずマルシェ」

 

牟岐町の特産品であり、木原ゼミのトレードマークでもある「実生ゆず」を京都の人にももっと知ってもらうために「ゆずマルシェ」を企画しました。これまで参加したマルシェで繋がった出店者さんにお声がけさせていただき、初めて主催者としてのマルシェ開催を実現できました。各出店者さんには、お店のおすすめ商品に加え、実生ゆずを使ったコラボ商品の企画、販売をお願いしました。

 

 

 

 

 

<牟岐町参加者>

 

JAかいふ牟岐事務所 正路さん、女性部のみなさま

牟岐町役場 中山さん、一山さん

牟岐キャリアサポート 大西さん

牟岐町地域おこし協力隊 真武さん

 

 

<出店者さん>

 

YuppenJoBs

 

京都の非公認料理系学生インカレサークル。京都の大学生を中心に農業、料理、酪農、子供、SDGsをテーマに商品開発、全国各地 でのボランティア、農産物の 6 次元化、web デザイン等に取り組んでいます。

 

木原ゼミとの繋がり→船岡山公園 OPEN PARK 実行委員会FUNAGORA主催「船岡山OPEN PARK」(4月21日)

 

コラボ商品→「ゆずティフィナンシェ」「ゆず茶フィナンシェ」

 

 

 

紫竹庵大徳寺本店

 

大徳寺納豆の和菓子・佃煮・洋菓子など幅広い商品を提供。大徳寺チーズケーキ「禅」は、「京ものユースコンペティション準グランプリ2023」を受賞し、紫竹庵の目玉商品です。

 

木原ゼミとの繋がり→京都信用金庫主催「西陣FES夏祭り」(8月3日)

 

コラボ商品→「実生柚子チーズケーキ」

 

木原ゼミ生の意見も踏まえながら、紫竹庵さんに試作を重ねていただいて完成した商品です。

 

 

 

Belgain bar UMAI

 

「 “ベルギー”をもっと手頃に、もっと身近に」をテーマにベルギー人の店主と日本人の奥様が自らベルギーのビールを厳選し、輸入販売を行っています。京都西陣を拠点に、日本でまだ知られていないベルギーの“うまい”をお届けしています。

 

木原ゼミとの繋がり→京都信用金庫主催「西陣FES夏祭り」(8月3日)

 

コラボ商品→ゆずゴールド(ハーブリキュールと実生柚子を使用したカクテル)

 

 

 

・木原ゼミ

 

販売商品→ゆず味噌焼きおにぎり、ゆずタレ焼き餃子、ゆず茶、ゆずスカッシュ、牟岐茶

 

 

 

・牟岐町役場

 

販売商品→ポンジュレゆう、ゆず茶、牟岐茶、母ぁちゃんもち麦みそ、実生ゆず果汁、牟岐モリンガパウダー

 

 

 

10時から会場準備が始まり、1時間という短い時間の中で準備し、各出店者さん同士で顔合わせを行いました。バタバタした中イベントがスタートし、「お客さんが来てくれるのだろうか」という不安もありました。最初はお客さんがまばらだったものの、時間が経つにつれて多くの方が会場に足を運んでくれました。木原ゼミの活動を以前から応援してくださっていた方々や、町家カレッジの方々、以前のマルシェや学祭で出会った方々、さらには木原ゼミの先輩・後輩など、多くの方にお越しいただきました。また、徳島の地域活性化活動行っていて牟岐町を詳しく知っている方が偶然通りかかるという思いがけない交流が生まれる場面もありました。

 

 

 

木原ゼミで販売していた「ゆず味噌焼きおにぎり」と「ゆずタレ焼き餃子」も非常に人気でした。「ゆずスカッシュ」と「ホットゆず茶」もいつも通りの売れ行きで、他の担当のゼミ生にヘルプでキッチンを手伝ってもらうほど盛況でした。また、今年から発売された「牟岐茶」も注目を集めました。牟岐茶は、焙煎されたモリンガのはいったハーブティで牟岐町の青い海をイメージした藍色が特徴です。その珍しい色合いに、お客さんは興味を持ってくれました。

 

 

 

大盛況のまま、15時をむかえ無事マルシェを終えることができました。

 

感想ノートには「全部美味しかったです!次も絶対に行きます!」や「新たな出会いもあって楽しかったです!ゆずを使った食べ物もめっちゃ美味しかったです!」、「初めてのイベントコラボ楽しかったです。ゆずゴールドも好評でまたやってみたいと思いました。」といった温かい言葉が並び、ゼミ生たちの努力が多くの方の心を動かしたことを実感させられました。

 


 🟠第2部「つなぐ~木原ゼミから広がる輪~」

 

第一部のゆずマルシェ終了後に、第二部『つなぐ~木原ゼミから広がる輪~』と題した地域活性化に関するワークショップを行いました。木原ゼミ6期生や牟岐町の皆さんに加え、7期生やOBの方、地域活性化活動に興味のある方などをお招きし、50名程度の賑やかな開催となりました。

 

第二部の目的は、牟岐町の方々と直接お話をすることで、どんな町なのか、どんな方が牟岐町と関わっているのかを知り、町の魅力に触れてほしいということでした。今まで私たちは、実生ゆずを使ったマルシェ活動を行ったり、SNSで牟岐の魅力を発信したりしてきました。この第二部では、普段とは違うアプローチ方法で、牟岐町の方のあたたかさや、若者が牟岐町に惹かれる理由を感じてほしいという思いで開催しました。

 

15時からの受付後、ゼミ6期生、7期生、牟岐関係者、一般の参加者が混ざったグループに分かれて第二部が開幕しました。

 

まずは、牟岐町を初めて知った方もいらっしゃったため、牟岐町の紹介と、牟岐プロジェクトのテーマである「関係人口創出」の説明から始まりました。その後、緊張を解くためのアイスブレイクとして、自身が行っている地域活性化活動や、出身地の紹介を行い、和やかな雰囲気になりました。

 

場が温まったところで、地域について考えるグループワークを行いました。「地元のいいなと思うこと、改善されたらいいなと思うこと」を話し合いました。各グループには牟岐町をはじめ、関西や北陸、九州など様々な地域出身の方が集まり、その土地ならではの習慣や良さをお聞きすることができました。その話を踏まえたうえで、「どのような地域に住みたいか」について考えました。「個性のある町」「人との距離がちょうどいい町」「自然豊かな町」「交通の便がいい町」など多くの意見が出ました。

 

10分の休憩をはさみ、牟岐町で活躍されている大学生、有賀春桜美(あるがすおみ)さんへのインタビュー動画を視聴しました。牟岐町で活動を行っている若者はどんな活動をしているのか、牟岐町のどこに魅力を感じているのか、などを事前にゼミ生が直接インタビューを行いました。牟岐に対する思いを感じたのとともに、参加者の方にも牟岐町の良さを感じていただける時間になりました。

 

インタビュー動画を参考に2つ目のグループワークでは、「学生ができる地域への関わり方」について意見交換を行いました。牟岐町の方の「こんな町にしたい」「こんなことをしてくれたら嬉しい」というご意見をヒントに、話し合いを進めていきました。離れた場所でもできることや、大学生だからこそできる強みを活かした活動について考えるよい機会になりました。

 

最後は、牟岐町のプロモーション動画の視聴と、牟岐町役場の方からのお話で幕を閉じました。

 

 

第二部を通して、牟岐町は「人の出入りが多い町」、「人の繋がりを大切している町」、「穏やかな原風景が残っている町」などたくさんの魅力があることを再確認するきっかけになりました。さらに、牟岐町に住む方々や、地域活性化活動に興味がある方々と一緒にグループワークをすることで、普段のゼミ活動では聞くことのできない斬新な意見や考えを取り入れることができました。今回の話し合いで出た内容は、今後のゼミ活動に繋がる大切な材料になったのと共に、参加者の方には牟岐町の魅力を知っていただく濃い時間になったのではないかと思います。

 

春学期から関係人口について議論を重ね、どのような方向性で行くか考え不安を抱えながら、マルシェや学園祭を行っていきました。6期生の一人ひとりの頑張りと、日々支えてくれた先生や牟岐町の方、出店に快く許可していただいた出店者さんのおかげでマルシェを無事成功させることができました。